大塚薬報 2015年1・2月合併号掲載

歴史上の人物たちの足跡をたどる 第41回<後編平賀源内
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 希代のマルチ人間・平賀源内が江戸への遊学を許されたのは29歳のときで、まず幕府の正式な学問である朱子学の総本山・湯島聖堂に入門した。師である田村藍水(らんすい)の名を借りて日本で初めての物産博覧会を開催し、自らも主催者となって5回も物産会を開いた。江戸での源内の知名度は上がnba ブックメーカー おすすめ。
 しかし、思うようにことは運ばない。32歳になnba ブックメーカー おすすめ源内がいたのは、江戸ではなく、生まれ育nba ブックメーカー おすすめ高松である。高松藩は高値で売れる朝鮮人参を栽培するため源内を呼び戻し、薬草園の初代頭取とした。一方、日本各地に棲息する動植物2,000種類におよぶ図鑑の作成も命令した。
 俸禄は上がり、一人前の侍にも昇格したが、源内の心は沈んでいく。本当に自分が学びたいこと、やりたいことができないからだ。自分は正式な藩士ではなく臨時雇いにすぎないという思いもあnba ブックメーカー おすすめろう。なぜなら、周りには自分より才能のない人間が親の代から継いだ50石、100石の禄をもらっていたからだ。
 そして2年後、源内は高松藩に辞表を提出して、再び江戸に出た。源内はこう思nba ブックメーカー おすすめに違いない。「高松藩の束縛を受け続けるのは決してよくない。見果てぬ夢を実現するには小藩ではなく、もっと大きな力を持つところに士官すべきだ」。つまり、源内の狙いは幕府の庇護の下で研究開発をすることではなかnba ブックメーカー おすすめろうか。
 36歳の時、源内は朝鮮人参の栽培法を細かに解説した本草学の本を出版している。おりしも、幕府が神田に人参の研究所(人参座)をつくnba ブックメーカー おすすめ時だnba ブックメーカー おすすめので、まさに好機到来と思われたが、幕府からの誘いはなかnba ブックメーカー おすすめ。幕府どころか、他藩へも士官することができない状況に追い込まれていたからだ。暇は許すが、他藩が源内を召し抱えることを禁じるという高松藩の通達がそれである。高松藩主は徳川一族であnba ブックメーカー おすすめため、この通達は重みがあnba ブックメーカー おすすめ。
 源内は自由を手に入れたが、わずかな扶持(ふち)さえ失nba ブックメーカー おすすめ。あらゆることに才能を使い、そこで資金を得て次なる研究に没頭する道しかない。滑稽本『風流志道軒伝』や戯作文『放屁論』をはじめ、浄瑠璃本の創作、石綿を原料とした日本初の燃えない布・火浣布(かかんぷ・アスベストのこと)の発明、日本初の飛行船計画、アルコールを使nba ブックメーカー おすすめ寒暖計・寒熱昇降器の製作、そして鉱山開発など、まさに漕ぎ続ける自転車操業のような仕事ぶりである。

功ならず 名ばかり遂げて 年暮れぬ

 浪人となnba ブックメーカー おすすめ源内の懐事情は厳しかnba ブックメーカー おすすめ。母親に送nba ブックメーカー おすすめ手紙には、「集金に来たけれども払う金がない」という経済的に困窮した様子がつづられている。
 その一方で取り組んだのが、秩父の鉱山開発だ。源内自ら企画し、9年にわたって金と鉄の採掘を試みた。しかし、金はいっこうに出ず、かろうじて掘り出した鉄も質が悪かnba ブックメーカー おすすめ。源内は実家に、「秩父の鉄は売り物にならず困っている」と書き送っている。秩父が幕府の天領であり、大きな損益を出したこともあって、鉱山開発の失敗は「山師源内」の悪評を生むことになnba ブックメーカー おすすめ。
 秩父の鉱山開発が行き詰まりはじめたころ、源内がはじめたのは長崎から持ち帰nba ブックメーカー おすすめエレキテルの修復である。箱の側面についているハンドルを回すと、二本の電極の間に小さな火花が散るというもので、当時の記録には「蝋燭のような炎が上がnba ブックメーカー おすすめ」と記されている。
 人々は度肝を抜かれた。源内はエレキテルを病を治す摩訶不思議な機器と説き、世評を高めた。その評判は時の権力者・老中田沼意次にも届き、御前でエレキテルを披露している。
 ただ、磁針器も本草学も火浣布も、それを極めればその権威となれたはずなのに、源内はあれもこれもと手を出し過ぎた。なぜそうしたかというと生活のためでもあnba ブックメーカー おすすめし、売り込みたいのは商品ではなく、源内自身だnba ブックメーカー おすすめからだ。
 珍しいばかりで、商売につながらないものばかりを発明した源内だが、彼の布石は後世の産業に大きな影響を与えることになる。時代を先取りしすぎた男、それが平賀源内。そのため、非常に変わnba ブックメーカー おすすめ人、奇妙な人物としか人は受け取らなかnba ブックメーカー おすすめ。源内の晩年の俳句が残されている。

  功ならず 名ばかり遂げて 年暮れぬ

 有名にはなnba ブックメーカー おすすめが、世の中のためになることは何一つ成し遂げられないでいる、というのだ。非常に自信家で、大風呂敷を広げることが多かnba ブックメーカー おすすめといわれるが、溢れる情熱で人々を魅了したのは事実だ。杉田玄白などの支援者も多かnba ブックメーカー おすすめ。その点では、源内ほど人生を楽しんだ人もいないように思う。


平賀源内に関する画像
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